2015年01月01日

KoboにAndroid for Kobo V2 を入れる

皆様あけましておめでとうございます。
10月くらいから書こうといいながら先送りになっていたKobo用Android の新版の紹介をしたいと思います。

元はmobileread のMarek さんが作った Android for Kobo V2 です。
20141215_004458.jpg


最初のバージョンを知らない方のために紹介しますと、
・ドイツの電子ブックリーダー「Tolino Shine」
という製品がありまして、これがKobo Gloと同じハードウェアを積んでいることがmobilereadのフォーラムで発見報告されました。
これはAndroid 2.3 を電子ブック用にカスタマイズしてあり、メニューなどは専用電子ブックリーダー風のものがかぶせてあります。
これのROMが有志によりアップロードされました。ハードウェアはKobo Glo互換で、そのままKobo Touchに使うと画面がはみ出してしまうのですが、1カ所イメージをいじるだけで、Kobo GloだけでなくKobo Touch (N905C)にも使えることが明らかにされました。
これのrootを取ったものに、おすすめのメニューなどを組み合わせてMarek さんが公開したのが初版でした。

今度のV2は、これに画面のリフレッシュを制御する新しいドライバを積んで、電子ブックの醍醐味を引き出せるようにeInkに向きそうなアプリを各種詰め込んだ新版です。

まず、必要なツールをそろえましょう。

1. Marek さん作イメージファイル
このどちらかを選んでダウンロードしてください。

2. 7-Zip
 先の.7z ファイルを解凍するのに7-Zipが必要です。
3. イメージ書き込みツール DD for Windows
 電子辞書ツールの定番にDDWinというのがあるのですが、別物です。
4. パーティション編集ツール GParted(2GB以上のメモリを使う方)
あ、もっと大事なものが・・・

5. フォーマットしてもよい2GB(以上)のMicroSDカード
 mobileread の皆様の解析によると、Koboのパフォーマンスを上げるには小さいファイルのアクセス速度が大事だそうです。なのでClass 10のようなファイルはムービーや写真の高速転送には有利だけどOSを載せると逆にパフォーマンスが落ちるようになるそうで、ベンチマークの結果では
  • Sandisk のClass4 4GB が最強
という結果が出ていました。

わたしは漫画をPDFでいっぱい載せるので、2GBではあっという間にあふれちゃったので、Sandisk Class 4の8GBを載せています。

6. ギターのピック、またはホッチキスリムーバー、(またはホッチキスのお尻)
 ふたを開けるのに使います。下のムービーをみてみてください。



では、はじめましょう。
■予習
まずは
これを見てみてください。

■電源を切る
事前に、Koboは電源を落としてください。サスペンド状態で引き抜くと、次の電源オンがうまくできなくなります。

■分解
ムービーで見たようにギターのピックなどで裏蓋をあけて、MicroSDカードを引き抜いてパソコンに差し込みます。
電源スイッチ付近はフレームが弱く、ここに無理な力がかかると画面が割れることがあります。下側から剥がし始めるのをおすすめします。

■DD for Windows を使う
DDを管理者として起動します。
「管理者」を忘れると、SDカードが選べなくなりますので、やり直してください。

■バックアップ
ddwin.jpg
まず、失敗しても元に戻せるように、SDカードの内容を丸ごとバックアップします。
1. 「ディスク選択」を押して、SDカードを選びます。間違えないように、まぎらわしいUSBメモリー類は先に引き抜いておいてください。
2. 「ファイル選択」を押して、どこに保存するかファイルの保存先とファイル名を指定します。
3. 「読込」を押して、しばらく待ちます。
4. 読込が完了したら、「照合」を押します。いいかげんなSDカードリーダーを使っていると、一致しないことがあります。致命傷になるので、エラーが出たら買い換えてください。

■イメージ書き込み
1. 「ファイル選択」を押して、「2014-08-07_Android_Kobo_Touch_public.img」を選びます。
  初期状態ではファイル選択画面で拡張子「ddi」が選ばれているので、「All Files」に切り替えてください。
2. 「書込」ボタンを押して、10分ほど待ちます。
  変なアプリが入っているPC(わたしのNEC Lavie LL550/Sとか)だと、書込が失敗することがあります。Lavieの場合はアプリを思い切りダイエットすると解消しました。
3. 書き終わったら「照合」します。

ここまで進んだらもう楽勝です。

■組み付けて電源On!
Koboの基板にMicroSDカードを挿し直して、「戻る」ボタンの裏のあたりにあるリセットスイッチを押して、電源を入れます。
まだ、ふたは完全には閉めない方がよいでしょう
もし電源がすんなり入らない場合は、基板のバッテリーのコネクタを一度外してつけ直すと、うまくいくと思います。

20141215_004458.jpg
ぴぽっ。電源が入りました。

20141215_004513.jpg
・・・え?
Energy Star? Award BIOS。。。。。
Marek さん、いい趣味してます・・・w

20141215_004551.jpg
起動しました。SmartLauncher Pro が入っています。設定はeInk向けにすでにチューニングされています。
電源コネクタを外したので、時間がでたらめです。

初期状態は4つのアプリのアイコンが出ていますが、アイコンの真ん中を長押しするとアプリの追加ができます。
ステータスバーの「03:18」の下に、うすく[↓] のアイコンが出ているのが見えるでしょうか?これがAndroidのメニューキーにあたります。

左下の「田んぼ」アイコンを押すとドロワー(アイコン全部)画面に切り替わります。


20141215_004749.jpg最初に「言語」を直しましょう。日本語にします。

つぎに時刻を合わせます。合わせないとGoogleアカウントの認証が通らないので要注意です。

20141215_004718.jpg無線をつなぎます。この時代のAndroid にはWPSとかが使えないので、がんばってパスワードを入れてください。

ここで、まずは使える状態になりますが、日本人用にするにはもう数点アプリを入れなければなりません。

■Google Play はそのままでは使えない
というのは、Marek がメモリーを節約するために起動時のGoogle Playの起動を禁止したのがそのままになっているためです。
このままだと、Google Playを起動したときに、アカウントを入力しても受け付けてもらえません。

20141215_004626.jpg

ここの「Autostarts」(車のアイコン)を選んで、デバイス起動時の自動起動の禁止を解除します。
20141215_005256.jpg
After Startup 欄の
・Google Play ストア
・Googleサービスフレームワーク(Google 開発者サービスと表示される場合もあり)
の禁止を解除して、再起動させてください。

■Googleアプリのデータ消去
Tolino ShineのAndroid 設定画面からは、Googleのアカウント情報を削除する操作ができません。
そのため、Marek さんは出荷直前にaccount.db ファイルを削除したそうなのですが、これだけだとGoogle Play / Gmail を初期設定することができません。
設定の「アプリ」からGoogle Play, Google 開発者サービス(あと念のためGmailも?) を表示させて、「データの消去」を行ってください。

■再起動
電源スライドスイッチを2秒ほど引いて離すと、電源のメニューが出ます。
[Ausschalten] (シャットダウン)
[Neu starten] (再起動)
[Abbrechen] (取り消し)
の真ん中を選ぶと再起動に進みます。

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■Google Playにつなぐ
Google Playは上の画面の右上隅にある[▶] アイコンで開くことができます。
Googleのアカウントを求められるので、入力してください。
※二段階認証を有効にしている場合、アプリケーション用パスワードを別途生成していてもわたしは認証を通すことができませんでした。一度二段階認証を解除するのをおすすめします。
もしうまくいかなくなったら、「設定」の「アプリケーション」から、Google Playのアプリのファイルをいったんクリアするとよいでしょう。

■日本語入力をインストール
日本語入力は好みがあるかと思いますが、このデバイスはメモリが210MBくらいしか使えなくて厳しいので、Wnn系列のArtIMEとかがよさそうです。
Google 日本語入力は予測変換とかが重いのでやめたほうがよさそうです
Googleの日本語入力も最近のものはスムーズに動くようです。Wnn系はShiftキーが自動でロックされるのがどうしても慣れないため、今はGoogleにしています。

■8GB対応
これは別の記事を用意した方が良さそうです。
GParted というパーティション操作ツールをCD-ROMから立ち上げて、SDカードを刺して、パーティションを広げます。ここはAndroid 自身からは操作できないのです。

さあ、ここまでできたらあとは皆様の自由です。
応用方法を次回から紹介したいと思います。

■アプリ一覧
あとは、初期インストールされているアプリの一覧を載せます。
FBReader は電子ブックリーダーで、 バランスのとれたいいアプリです。PDFを読ませるにはプラグインも必要です。

20141215_004834.jpg
Chess、Cool Lines, Crossword はeInkらしい、画面の電気消費を気にせず取り組めるアプリですね。
Cool ReaderはMarek 一押しの電子リーダーです。特徴は・・・普通?
eInkのゴースト低減のためにチューニングされているようです。

20141215_004849.jpg
JustPictures! は写真ビューアです。フォトスタンドとしての使い方もありかもしれません。

Kobo Service はMarek作のKobodroid 実用化の切り札です。縦横表示の切り替えができるほか、今回のV2では、高速でリフレッシュ不要の「ディザ表示」も搭載され、天気図のような動く画像もスムーズに表示できます。

Operaは定番ブラウザで、低性能デバイスでも無理なく動かせます。PCとの連動もできるので、使い込む人にはDolphinよりよいかも?


20141215_004910.jpg
Perfect Viewer はコミックに特化したリーダーです。画像を見ながら画質を簡単にチューニングできるのですが、メモリー消費が多いためか、Kobodroidではよく落ちるのが難点です。Swapper for root などのメモリ拡張ツールを使うと安定度がやや上がる感じです。

Pocket は、ブラウザなどで「あとで読む」とした記事をKoboで読むというので、Koboでも(ファームでaffiliate=rakuten -> kobo に変えた人なら)おなじみですね。
QuickNote は、手書きノートなのですが・・・Koboにも手書きスケッチがありましたが、赤外線タッチパネルではやっぱり無理があるかんじです。というのを実感するためにインストールされているのでしょう。
20141215_004918.jpg
数独はこっちにもインストールされてます。"Sudoku" は国際的に使われるのですね。
Total Commander はroot対応のファイルマネージャです。
WeatherPro は、eInkで使いやすいお天気アプリ・・・だったのですが、最近立たなくなりました。サーバー側の仕様変更によるもののようです。
天下一読 は、コミック、文書ともにいいパフォーマンスの電子ブックリーダーです。ePubの英文を読むときには、レイアウトの美しさでこのアプリが一番よいように思います。

ああ・・・やっと書けた。待ってくれた皆様ありがとうございました。
タグ:Kobodroid
posted by Kayo at 22:35| 東京 ☀| Comment(26) | TrackBack(0) | Android | 更新情報をチェックする

Kobo Touch ファームウェア 3.11.0

皆様あけましておめでとうございます。

Koboのファームですが、最新は3.11.0 が出たとのことです。3.9, 3.10 は欠番だそうです。



Mark 3 Hardware: Original Touch(N905/N905B Model)
(4d8eac1207, 16 Oct 2014)
66.9 MB - 68,518 KB - 70,162,304 bytes
http://download.kobobooks.com/firmwares/kobo3/mapleleafs2014/kobo-update-3.11.0.zip


Mark 4 Hardware: Aura HD/Glo and TouchLC (Low Cost -N905C Model).
(4d8eac1207, 16 Oct 2014)
90.5 MB - 92,698 KB - 94,922,390 bytes
http://download.kobobooks.com/firmwares/kobo4/mapleleafs2014/kobo-update-3.11.0.zip

Mark 5 Hardware : New Aura (and probably the Aura H2O)
(4d8eac1207, 16 Oct 2014)
72.9 MB - 74,690 KB - 76,481,595 bytes
http://download.kobobooks.com/firmwares/kobo5/mapleleafs2014/kobo-update-3.11.0.zip
変更点としては
・ページめくりが片手でできるようになった
・キーボードを長押しするとその文字の強調表示された場所に・・・クイックにアクセスできる?さわってみないとわからないですね。
・いま読んでいる本に関連したおすすめの本が出る?

その他、
・ページ番号が全体のほかに章ごと、パーセント、残り時間などを表示できるとか
・configファイルに隠しメニューで「Twitter」が増えたらしい。そのうち読めたってツイートするとか?
・外国語の書籍で辞書を引くと英和、和英のような適切な辞書が表示される
というような強化がされているようです。

で、うちのkoboで実験するには・・・
実はうちのkobo、1枚画面が割れてしまいまして、N905Bの画面にN905Cの基板をくっつけてKobodroidという構成に改造しちゃったので純正のkoboがいまありません^^; SDを差し替えればいいのですが、あまりフタをがりがり開け閉めしていると、電源スイッチの周りだけフレームがちょっとふにゃふにゃしているせいで画面にひびが入ることを知って、ちょっと開け閉めが怖くなっています^^;

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タグ:kobo
posted by Kayo at 20:28| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Android | 更新情報をチェックする

2014年11月25日

Calibre Companion 日本語化進行中

皆様こんにちは。
Kobodroid の新しい版が出たというお話を書きたいのですが、画面写真を揃えるのが面倒で先送りになっています^^;
このAndroidデバイスでの電子ブック管理に欠かせないアプリに
Calibre
というのがあります。
PDFや、RSSで提供される新聞などのニュースをEPUBフォーマットにして電子ブックデバイスに送り込めるという、使ってみると絶対手放せないツールなのです。
ノーマルのKobo とも組み合わせて使えます。

Calibre は、Android と組み合わせる場合にはAndroid側に対応アプリが必要です。
いくつか試したのですが、ちゃんと動くのは”Calibre Companion" しかないようです。


で、最近のバージョンで多言語対応が始まりまして…上のページ、日本語訳したのはわたしです。
ノーギャラですが、こんな機能もあるんだー、と発見がいろいろあって楽しいです。
ただいま、アプリ内の翻訳は30%強、まだまだ道のりは長いです。
タグ:calibre
posted by Kayo at 15:59| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Android | 更新情報をチェックする
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